こんにちは!Web制作会社のスタッフ、R.T.です。
突然Web担当を任された初心者の方にとって、WordPressの管理画面(ダッシュボード)はメニューが多くて戸惑うかもしれません。しかし、家づくりに例えるなら、インストールは「土地を買って基礎を流し込んだ」だけの状態。ここからどんなルールの家にするか、骨組みを決めるのが初期設定の役割です。
ここで設定を間違えたままサイトを運用してしまうと、後から「検索順位が上がらない」「URLが変わって今までのアクセスがゼロになった」「スパムコメントが大量に届く」といった大惨事に繋がることもあります。
今回は、「WordPressをインストールしたら真っ先に確認すべき5つの初期設定」を厳選して解説します。どれも5分程度で終わる簡単なものばかりですので、一緒に管理画面を開いて進めていきましょう。
もくじ
まずは、あなたのWebサイトの「顔」となる基本情報を設定します。
管理画面の左側メニューから「設定」>「一般」をクリックしてください。

文字通り、Webサイトの名前です。ここは検索エンジンの検索結果に一番大きく表示される部分ですので、会社名やサービス名など、ユーザーに覚えてほしい正式名称を正確に入力しましょう。
サイトの簡単な説明文を入れる項目です。
もしこれを放置したまま公開してしまうと、Googleの検索結果に「〇〇株式会社 – Just another WordPress site」などと表示されてしまい、企業の信頼度に関わります。
必ず自社のビジネスを表す適切な説明文に変更するか、空欄にしておきましょう。
同じ画面の下の方に「タイムゾーン」があります。日本向けのサイトであれば「東京」になっているか確認してください。これがズレていると、後々「予約投稿」機能を使った時に、指定した時間に記事が公開されないというトラブルが起きます。
日付と時刻のフォーマットも、日本人に馴染みのある「Y年n月j日」などに設定しておくと親切です。

5つの設定の中で、これが最も重要と言っても過言ではありません。
管理画面のメニューから「設定」>「パーマリンク」を開いてください。

パーマリンクとは、Webサイトの各ページに割り当てられる「URLの構造」のことです。
インストール直後のデフォルト設定では、URLの末尾が「/?p=123」のような、システムが割り当てた単なる数字の羅列になっています。
これでもサイトは動きますが、URLを見ただけでは「どんな内容の記事なのか」が人間にもGoogle(検索エンジン)にも分かりません。これはSEO(検索エンジン最適化)の観点から非常に不利です。
特別な理由がない限りは、ここを「投稿名(/%postname%/)」にしましょう。
こうすることで、記事を書く際にURLの末尾を自分で自由に決めることができるようになります。例えば、会社概要のページなら「/company/」、お問い合わせページなら「/contact/」という具合に、英単語で意味のあるURLを付けられます。
Googleは「URLの文字列も評価の対象」としているため、中身と一致したURLにすることはSEO対策の基本です。
パーマリンク設定は、「絶対にサイト運用途中で変更してはいけない」項目です。
もし記事が100件ある状態でパーマリンク設定を変更すると、100件すべてのURLが一瞬で変わってしまいます。
そうなると、過去にSNSでシェアされたリンクや、他サイトから貼られていたリンクがすべて「404エラー(ページが見つかりません)」になり、築き上げてきたSEOの評価がゼロにリセットされてしまいます。
だからこそ、「記事を1本でも書く前に」必ず設定を済ませておきましょう。
次は、検索エンジンに対する設定です。
管理画面のメニューから「設定」>「表示」を開いてください。

画面の下部に「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」というチェックボックスがあります。このたった一つのチェックボックスが、サイトの運命を左右します。
サイトを構築している最中で、まだテスト記事やダミー画像がたくさんある状態の時は、このボックスにチェックを入れておきましょう。
チェックを入れることで、Googleの巡回ロボットに対して「まだ工事中だから、検索結果に載せないでね」と伝えることができます(これを「noindex」と呼びます)。
サイトが完成し、いざ世の中に公開する!となったら、必ずこのチェックを外してください。
どんなに素晴らしい記事を書いても、チェックが入っている限りGoogleには認識されません。
ちなみに、本当に制作途中のサイトである場合、ここのチェックだけではなく「Basic認証」や「IPアドレスによるアクセス制限」で、開発者以外はサイトにアクセスできないようにしておきましょう。
インデックスしない設定だけの場合、URLを直接入力すればサイトを閲覧できてしまうのです。
WordPressは元々「ブログ」を作るためのシステムとして発展してきたため、読者と交流するための「コメント機能」が標準でオンになっています。
管理画面のメニューから「設定」>「ディスカッション」を開いてください。

もしあなたが企業のコーポレートサイトや、通常のサービス紹介サイトを作ろうとしているなら、一番上の「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックは外しておくことを強くおすすめします。
※初期状態では「許可」された状態になっています
なぜなら、全世界から機械的に無意味な英語のメッセージや、怪しいサイトへのリンクを送りつけてくる「スパムコメント」の標的になりやすいからです。コメントの管理・削除だけで毎日の業務時間が削られてしまいます。
読者からの連絡手段が欲しい場合は、コメント機能ではなく「お問い合わせフォーム」を設置するのが一般的です。
※すでに作成されてしまった初期の「Hello World!」という記事には個別にコメント許可が残っている場合があるので、後述のステップで記事ごと削除します。
最後は、不要ファイルの削除を行います。
WordPressをインストールすると、使い方を案内するための「サンプルの記事」や「サンプルのプラグイン」「テーマファイル」がいくつか最初から入っています。
これらは実際のサイト運営には不要なので、セキュリティと整理整頓のために削除してしまいましょう。



使わないデータやプラグインを放置しておくと、サイトの動作が重くなったり、古いプログラムの脆弱性を突かれたりする(ハッキングの標的になる)リスクがあります。
「使わないものは消す」がWebサイト管理の鉄則です。
お疲れ様でした!今回ご紹介した5つの初期設定をおさらいしましょう。
これらは地味な作業ですが、長く安定してWebサイトを運用していくための「強固な地盤」となります。この土台がしっかりしていれば、これからテーマを入れてデザインを整えたり、記事を増やしていったりする際にもトラブルが起きにくくなります。
「設定はできたけれど、どんなデザインテーマを選べばいいか分からない」「自社のビジネスに合わせた、もっと高度なカスタマイズがしたい」
そんな時は、ぜひ私たちWeb制作会社を頼ってください。
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まずは今回の設定を完了させて、WordPressサイトを構築するための足場を固めましょう。
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