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Webサイト成功の鍵は「導線設計」

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2025/09/19 | R.T.

こんにちは、道洋行東京支店Web制作スタッフのR.T.です。
Webサイトを制作する際、デザインやコンテンツの充実度に目を向ける方は多いですが、実は「導線設計」が成果を大きく左右する重要な要素です。導線とは、ユーザーがサイトに訪問してから目的を達成するまでの道筋のこと。ここを誤ると、せっかくの魅力的なコンテンツもユーザーに届かず、離脱されてしまいます。

本記事では、Webサイトにおける導線設計の重要性と改善ポイントを紹介します。

導線設計とは何か

ユーザーを目的地に導く「道しるべ」

導線設計とは、訪問者がサイトを閲覧する中で自然と欲しい情報にたどり着けるように、ナビゲーションやボタン配置、ページ構成を設計することです。
例えば、企業サイトであれば「お問い合わせ」や「資料請求」、行政サイトであれば「申請書のダウンロード」や「よくある質問」など、ユーザーの行動をスムーズに誘導する仕組みを整えることが導線設計の目的です。

なぜ導線設計が重要なのか

  • 離脱率を下げる:分かりにくい導線は、ユーザーに「探すのが面倒だ」と思わせ、離脱につながります。
  • コンバージョン率の向上:明確な導線は、お問い合わせや申請などの成果につながりやすくなります。
  • 信頼性の向上:使いやすいサイトは「この会社(機関)は信頼できる」との印象を与え、ブランド力強化にも貢献します。

導線設計の基本要素

1. グローバルナビゲーション

すべてのページに共通するナビゲーションバーは、導線設計の基盤です。

  • シンプルで分かりやすいラベルを付ける
  • 重要な項目は左側や上部に配置する
  • 階層が深くなりすぎないよう注意する

2. パンくずリスト

ユーザーが「今どの位置にいるのか」を把握できる仕組みです。情報量が多いサイトほど、迷子防止として役立ちます。

3. CTA(Call To Action)

ボタンやリンクで「次に取ってほしい行動」を促すこと。
例:

  • 「今すぐ無料相談する」
  • 「オンライン申請はこちら」

色や大きさ、配置の工夫がクリック率に直結します。

4. 内部リンク設計

関連するページへのリンクを自然に配置することで、ユーザーは知りたい情報をスムーズに追いかけられます。SEO対策としても有効です。

導線設計の実践ステップ

ステップ1:ユーザーの行動を想定する

まずは「ターゲットユーザーがサイトに訪れて、どのような行動を取るのか」を具体的に想定します。

  • 「商品を知る」→「実績を確認する」→「お問い合わせする」
  • 「手続き方法を探す」→「必要書類をダウンロード」→「申請する」

ユーザーフローを描き出すことで、設計の軸が明確になります。

ステップ2:課題を洗い出す

既存サイトがある場合は、アクセス解析ツール(Google Analyticsなど)を使い、以下を確認します。

  • どのページで離脱が多いか
  • コンバージョンに至るまでの経路に無駄がないか
  • 検索からの流入ユーザーが目的を果たせているか

ステップ3:導線を最適化する

改善の方向性が見えたら、以下のような具体策を検討します。

  • お問い合わせボタンを常に画面上に表示する
  • モバイルでも操作しやすい大きさにする
  • 必要な情報に3クリック以内で到達できるようにする

まとめ

Webサイトの導線設計は、デザインやコンテンツと同じくらい重要な要素です。導線が整っていなければ、ユーザーは目的を達成できずに離脱してしまいます。逆に、適切な導線設計があれば、ユーザーは快適に利用でき、成果も大きく向上します。

もし「サイトを改善したいが、どこから手を付ければいいか分からない」という場合は、ぜひ一度ご相談ください。

当社サービスに関するご相談・お見積もりなど、お気軽にお問い合わせください。

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この記事の執筆者
R.T.

2017年に道洋行東京支店へ入社。Webチームに所属し、主にHTML/CSSやJavaScriptを用いたコーディングを担当しています。デザインの再現性とUIの使いやすさを大切にしています。Web制作のご相談やお問い合わせは、お気軽にどうぞ。