こんにちは、道洋行東京支店Web制作スタッフのR.T.です。
Webサイトは“顔”とも言える存在です。日々の情報発信や業務を支えるインフラとして、安定したサーバー環境は欠かせません。
しかし、サーバーの契約更新やアクセス増加、セキュリティ対応などのタイミングで「サーバー移行」が必要になることがあります。サーバー移行は、失敗すればWebサイトが一時的に表示されなくなったり、メールが届かなくなったりと、大きなトラブルに発展するリスクを伴います。
本記事では、「失敗しないサーバー移行の進め方」について解説していきます。
もくじ
サーバー移行とは、現在使用しているレンタルサーバーやオンプレミスサーバーから、別のサーバー環境にWebサイトのデータやシステムを移す作業のことです。主に以下のようなケースで実施されます。
「データをコピーするだけ」と思われがちですが、実際には以下のような複雑な工程を含みます。
これらを安全・確実に進めるためには、正しい手順と技術的な知識が不可欠です。
特にWordPressを利用している場合、プラグインの依存関係やPHPバージョンの互換性など、見落としやすい技術的要素があります。
ここを曖昧にしてしまうと、移行後に思わぬトラブルが起きやすくなります。
中小企業・自治体には、管理がしやすく安定したサポートが受けられる国内サーバーを推奨します。
公開前に、新サーバー上でテスト環境を構築し、以下を検証します。
DNSの切り替えには数時間〜最大48時間程度の反映時間が必要です。そのため、事前に以下を実施しておくと安心です。
Webサイト以外に、独自ドメインのメールを使っている場合は注意が必要です。DNS設定に伴い、メールのMXレコード変更が必要になるため、誤るとメールが届かなくなります。プロに任せるのが安心です。
移行後は、Google Search ConsoleやGoogle Analyticsで、以下をチェックしましょう。
移行作業が原因でURLが変わった場合は、リダイレクト(301)設定を忘れずに行いましょう。
せっかく新しいサーバー環境に移ったなら、定期的なバックアップ設定も見直すべきです。自動バックアップ機能のあるサーバーを選ぶことで、トラブル時の復旧がスムーズになります。
サーバー移行は、Webサイトの“引っ越し”にあたる非常に繊細な作業です。目に見えない部分だからこそ、適切な設計・検証・切り替えの段取りが求められます。
私たち道洋行では、WordPressを含むCMSサイトのサーバー移行から、メール設定やDNSの切り替えまで、一貫してサポートしています。よくある「社内に詳しい人がいない」「トラブルが怖い」といったお悩みにも、丁寧に対応可能です。
「古いサーバーのままで不安」「管理しやすい環境に切り替えたい」そんなお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。Webサイトを安全に守るための第一歩として、サーバー移行を成功させましょう。
当社サービスに関するご相談・お見積もりなど、お気軽にお問い合わせください。