こんにちは、道洋行東京支店Web制作スタッフの R.T. です。
Webサイトを運用していると、突然「文字が『????』になった」「日本語が読めない」といった 文字化け のトラブルに遭遇することがあります。
実はこの文字化け、原因を知れば防ぐのはさほど難しくありません。しかし、Web制作の背景にある「文字コードの仕組み」を理解していないと、何度も同じ問題に悩まされることになります。
本記事では、文字化けの原因と対策を紹介します。
「なぜ起こるのか?」「どうすれば防げるのか?」をしっかり理解し、安定したWeb運用に役立てていただければ幸いです。
もくじ
文字化けとは、本来表示されるべき文字が「???」「�」「アップ」など、意図しない記号や文字列として表示される現象です。
特に日本語サイトでは、正しく表示されていたテキストが突然読めなくなることがあり、Web運用の現場では非常に厄介な問題です。
結論から言うと、データを保存したときの文字コード(エンコーディング) と、読み込むときの文字コード が一致していないときに文字化けが発生します。
つまり、
が、食い違ってしまうのです。
これは最もよくある原因です。
日本語Webサイトでは特に以下の文字コードが使われます。
ファイルを UTF-8 で作成したのに、ブラウザやCMSが SHIFT-JIS として解釈しようとすると、文字化けが必ず発生します。
Apache や Nginx といったWebサーバーは、レスポンスヘッダーに文字コードを含めて返します。
例:Content-Type: text/html; charset=UTF-8
しかし、この設定が誤っていたり、.htaccess で別の設定が上書きされていたりすると、ブラウザが間違った文字コードでページを読み込んでしまいます。
WordPress などのCMSでは、データベースの文字コード も非常に重要です。
といったように不揃いだと、投稿記事やフォーム入力内容が文字化けします。
特に「過去のシステムから移行した」場合に多く見られるトラブルです。
お問い合わせフォームや自動返信メールでよく発生します。
原因は以下のどちらか。
異なる文字コード同士が衝突すると、日本語部分が全て乱れます。
WordPressでは、
特に「テーマファイルをSHIFT-JISで保存している」という初歩的なミスも実はよくあります。
行政機関や企業では CSV を扱うことが多いため要注意です。
これが原因で読み込み時に文字化けするケースが非常に多いです。
現在のWebでは、ほぼすべてのブラウザ・言語・CMSが UTF-8(Unicode) に統一されつつあります。
理由は以下の3つです。
Web制作の現場では「UTF-8 に統一する」が鉄則です。
一方で、日本の行政システムや企業の基幹システムでは、依然として SHIFT-JIS が使われている場合があります。
こうした理由から、完全移行が難しいケースもあります。
HTML / CSS / JS / PHP / JSON …
すべてのファイルを UTF-8(BOMなし) で保存しましょう。
特に Windows のエディタはデフォルトで Shift-JIS の場合があるので要注意です。
.htaccess に AddDefaultCharset UTF-8 が指定されているかWeb制作会社に依頼する場合でも、これらの設定を確認しておくと安心です。
WordPressなら以下がおすすめです。
特に「移行時に文字化けする」場合は、この整合性が崩れていることが多いです。
文字化けは、単なるシステムの不具合ではなく、
「文字コードの不一致」から生まれる構造的な問題 です。
しかし、正しい知識を持って運用すれば、文字化けは高い確率で防止できます。
これらを押さえておけば、日常のWeb運用は格段に安定します。
道洋行東京支店では、文字化け調査・Webサイト最適化・システム移行のサポート を随時行っています。
もし現在お困りの点があれば、お気軽にご相談ください。
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